BABY-Q
「Babylon Dance war vol.2」

2001.6/2.(sat) at ROXODONTA(阿倍野)
BABYLON DANCE WAR Vol.2
BABY-Q 06-6647-6036


今年もBABY-Qと一緒にやることになりました。ビラや企画書もらって初めて知ったのだが、「BABY-Q」の 語源は古代バビロニア王国からきてるんだそうな。華美と悪徳の都って雰囲気はなかなかあってるかも。今回のデスロボの任務は、移動型照明&スクリーンということで依頼をうけました。7/14にも「BABY-Q」に参加するのだけど、その為に今回のイベントは勉強になった。ホイールオブフォーチュンの変形タイプが基本になってます。約1m角のマシンなのだけど、人間とやるときはいつも緊張するな。安全面でもっと気を使うべきだった。本体は問題なく動いたけどやっぱり見た目がちょっとダメだったと思う。舞台は、暗転や極端に光量のすくない場面があり、そのような時に入退場をすばやくしなければならない。マシンもダンサーと同じ条件での移動をしなければならない。人間は手探りで暗闇を進むことができるが、マシンには現状では特別なセンサー等は使用していないので操作者が目視で確認をしていかなければならない。CCD等の小型カメラを搭載しても、カメラの質にもよるが視野が狭い、感度が人間の目より悪い、映像電波を飛ばさなければならない等問題はたくさんある。仮に暗視カメラ等の特殊なものは、コストの面で利用できない。このことから、ロボットには各種のセンサー等により操作者側に本体近辺の状況を伝える手段がないと暗闇での活動は困難なものになってしまうだろう。また、その情報は操作者側にだけ解る手段をとる必要がある。舞台では、照明や音響の演出が重要な位置をしめる関係にあり、その演出を阻害するような情報の伝達はタブーであると思われる。(映画館で携帯の電源を切るのと同じこと)以上の件を考慮し、舞台参加可能なマシンの条件の1つとして製作に入るべきである。安全面での問題は、劇場及び観客、出演者に損傷をあたえないのは、当然の処置であると思われる。観客の全員が危険を承知して見に来るものではなく、念書を書かせる等の煩わしい行為も省く必要がある。(演出効果を狙ったものもあまり期待できない)舞台と観客に、明確な境界線が存在する場合または、距離や段差がある場合は操作の仕方でカバーするのがもっとも効率的であるが、バトル時には迫力が欠ける問題がある。出演者の演技同様、操作者の経験にゆだねられる。舞台と観客との間に明確な境界線がない場合は、ロボットの移動可能な状況外の柵の設置が望ましい。しかし、観客の視野を奪うような柵の設置は避けたいものである。たとえば、フェンスを張り巡らすや透明な硬質プラスチックのバリアーの設置等。基本はロボットが危険を観客におよばさない事が重要であり過度の安全対策は舞台そのものの演出を妨げるものになる。ロボットには、移動可能な段差の許容量があり、搭載されている車輪の1/4の以上の段差を越えることは不可能である。(車輪型のみ適用)よって観客との境界線を設置する形で、バリケードや段差等のを舞台構成の段階で考慮する必要がある。次回は、出演者、スタッフ、舞台上の設置物等を取り上げます。