2001 9/8
「畜生」 大名行列ライブ 

場所:神戸PI:Z
時間:11:00〜5:00(オールナイト)

今回もだいぶブランクがあったなぁ、一年ぶりくらいか?今回はバンドだけでなくイベントの話もします。この「畜生」というスカム満載のイベントは出演者全部がスカムといった構成になっている。ごちゃ混ぜでたまにスカマーがでるのではなく惜しみなくスカムの嵐が吹き続けるのである。途中、やはりクラブイベントを基本に持つのかDJタイムなどもありテンポとしてはオールナイトを楽に越せるようになっている。また、客層に女の子が多いというのも意外だと思った。スカムといっても蓋をあければいろんなスカムがあるものだ。とりわけ「畜生」で行われてるものはポップといわざるえないが楽しければそれでいいのである。煮ても焼いても食えないスカムの時代は終わったのだろうか?まぁ終わっても始まってもいいけど。本題の大名行列の話に入ります。今回は、かなりの欠員をだしたが人数的にはよかった思う。が、やはり音的にはちよっとかんばしくなかった。この点は反省の余地がある。近年の大名行列は楽器の持参をいやがる傾向にあるのも一因と思われる。私も荷物は持って来たくないがマイク一本でパフォーマンスはる気もないので一応持っている。マスクの製作はかなり普及してきたものの、厳しくいうとどれもドングリのせいくらべである。毎回、内容はふせているものの私を衝撃的にしてくれるものはなかった。参加メンバーにはもっと卑劣な手を使ってでももっと目立ってほしいものである。パフォーマンスの点では優劣つけがたいところもあるが、楽器や音としての主張が感じられなくなってきている。混沌というか、あの垂れ流し状態の中で突き抜けるような音の方向性を狙ってほしい。私自身、ライブ前の一週間はかなり悩んだ。音として演奏形態として垂れ流しをくい止める事ができるのかと。シンセやサンプラーが普及している今、音色として聞いたことのないものを求めて。電子音も何から出てきてる音かわからなければCDを流していてもわからないものである。音と奏者の動きが一致し、見ている者に実感させなければ誰の音でも関係なくなってしまう。現時点で思うことは意外とアナログな音の出し方がこの思想にあっているものだと考える。トリガータイプの音の出し方には奏者としての立場が不安定なもののように感じる。今回製作した、ハンマータイプの楽器は当日に作ったにしては案外面白かった。実際はかなりせっぱつまってライブ前の一週間はテンパリまくってた。次回をもう少し音のほうに重心を置いていこうと思う。