1999 12/23
SRL 東京公演
「世紀末マシーンサーカスショー」への飛び込み

私が飛び込みて交渉に行った時、「誰々さんの友達です」といって簡単に中に入れました。事前に、SRLのサウンド担当のヘーターズのG・Xに聞いた話だと(彼は11月に大阪にライブしにきてた。)マーク・ポーリン自体は、世界各地から挑戦状やイベントのコラボレーション等のメールや手紙など一切読まない人だそうで連絡のつけようがないそうです。そのとき、絵やイメージ制作のディアナさんがメールで取り持ってくれ「直接、代々木にきて」ということで、それならと仕事もやめ単身東京に向かいました。代々木に着いたときは、まだ午前中でなにかと忙しそうに作業をしていました。 昼時になって、マークが電動式のサイレンを鳴らすとメンバーが全員集まりました。そのサイレンはショーでも使用していたものでかなりの音力があり、飯を食うのにも戒厳令がしかれたかのようでした。「世紀末サーカスショー」というタイトルにもあるように彼らは貧乏劇団がごとく公演内に設置されたプレハブで共同生活をし、お昼もホカホカ弁当ですましていました。デスロボの資料を見せたりして交渉すると、マーク自体の返答は2つ返事でOKがでました。お土産に、持っていった三笠饅頭をなぜかむさぼり食うSRLのメンバーをみると、別段彼らは特別な扱いは受けてなかったようです。英語の文章で説明されたデスロボの記事をみて「法律なんかくそ食らえ!」とみんな声をあわせて叫んでました。(記事中に日本の法律に触れる部分がある)交渉は結局、マークから後で丁寧にお断りされました。(通訳付き)断れれた理由に、事前の連絡がなく用意ができないこととと、ICCの手続きの問題があり、私もバンドのセッションの感覚でお願いしたのも考え不足だと思いました。マークにディアナさん、SRLのメンバーの皆さんありがとうございました。

<マシンについて>
間近で見てきましたが、殆ど油圧でありしっかりと作られていました。(私のレベルから見て)まあ、うちでも制作環境が整えばいいものは作れるけど、空気砲やプロパンガスのジェットなどは無理かなと思いました。 あと、バイオで制御したりするのも技術者がほしいですな。エンジンなど、ふんだんに使われていてとてもうらやましいです。私も次の作品は、油圧制御で巨大ロボットってとこですかな。それに、バトル形式のショーではなくもっと演出とかに凝ってかっこいい物にしたいですな。SRL自体がコラボレーションらしく、各自SRLの名のもとに表現しているそうで、日本でもロボットやマシン・インダストリアルの人らやノイズを混ぜてやると、まんま和製SRLになってしまうがそれもいいでしょう。似てるようで多分、だいぶ違ったものになってしまうでしょうけど。それに、スローガンも違うし。

代々木公園にて