「デストロイドロボットトーナメントバトル」
4/10 START2:15
at・大阪 日本橋 インデペンデントシアター2nd

デストロイドロボットは今年で八年目になりました。いままで、色々なことがありましたが、消滅することなく続いています。大概、この手のものは時代に流されて廃れ消えていく運命にあるようですが、しぶとく存在することが出来ています。また、色々な意味で拡大してきたように思えます。私一人の力ではこうはならなかったでしょう。様々な面で協力してくださった皆様のおがけでございます。本当に有難うございます。八年目は節目でもないですが、ここにトーナメントバトルを開催することができました。出場台数総勢6台+α!いままでにないボリュームで行うことが出来ました。各雑誌、新聞にも取り上げられ、なんと私の夢でもあった6時だいのニュースに取り上げられました。(関西テレビ、産経新聞、関西スポーツ、関西ウォーカー、Lマガ、ぴあ等)これはうれしいですねえ。デスロボやってきた甲斐があった。まあ、デスロボの力ではなくSTUDSの松原さんのおかげです。バトルの方はというと、デスロボ対ムデルの総力戦です。私のマシンは、相変わらずスローさとダメさが前面にでてしまいました。一方ムデルのマシンは高性能ですな。デスロボもオペレーターの養成に力をいれなけければとつくずく感じました。その前に、ビルダーも必要なんだが。今回は、トーナメント形式ということでルールとかもつくろうかなと思っただけでやっぱりめちゃくちゃが面白いわけですわ。


一回戦は、GEEGAA対キラースイッチ!GEEGAAは最古のデスロボマシンであり幾多の戦闘を惨敗してきたツワモノである。一方、ムデル製のキラースイッチは威嚇でジャックナイフを決めるなど動きがすばらしい。キラースイッチの動きの早さに追いつくことが出来ないGEEGAAの技は空振り続き、弱点を知ってか右側面のコントロールボックスめがけてキラースイッチの容赦ない連続パンチが炸裂する。挙句の果てに、コントロールボックスのふたが開き中のメインパネルがむき出しに。この時点でGEEGAAのリタイヤが確定。勝者はキラースイッチ!



2回戦!グレートオホーツク対フォースカウント。しっかりとしたつくりのグレートオホーツクは壊れそうにない。フォースカウントは3/20のプレバトルから修理調整したての病み上がり状態。バトルは始まって、しばらく牽制攻撃の後、グレートオホーツクのチョーク技がフォースカウントにきまり、腰から折れ崩れギブアップ!5人がかかりでフォースカウントの巨体が場外に運び出されました。


3回戦目!いよいよ、レッドロボ対H.O.Fの巨体対決!なんつったて八百長なんだから、私の操縦するレッドロボが勝利する段取りの試合。スタンバイに少々時間がかかったがレッドロボ快調な歩みだし、H.O.Fは新作武器のスクイッドアームでたこ踊りならぬイカ踊りでじわりじわりと接近してくる。フォーストアタックはスクイッドアーム!よろけて後ずさりするレッドロボが、誰も予想しなかった、私も仰天した、脳天からひっくり返ってしまった。結果は、復帰に時間がかかりすぎてH.O.FのTKO勝ち。巨大ロボは起き上がるのも必死なのである。動力を分離して男6人がかりでやっと起き上がった時には休憩時間になっていた。


最終ラウンド!3回の試合の勝者によるバトルロイヤル形式での決勝戦!キラースイッチ対グレートオホーツク対H.O.f。ムデル勢が多いのは私が負け好きだからか?サイレンとともに始まった戦いはH.O.fへの集中攻撃。ふにゃふにゃで攻撃があたらないH.O.fにグレートオホーツクの強烈なボディブローが決まり前かがみに崩れるH.O.f。なんとそこに、場外からレッドロボが乱入!キラースイッチに必要に攻撃を加える。H.O.fとグレートオホーツクはからみあったままフォール体制にはいろうとしているところに、またもや場外からショッピングカート型デッカーが乱入!レッドアックスがショッピングカート型デッカーに直撃して絡み、くんずほぐれずの大乱闘、またまたそこに今度は、ムデル最終兵器のガタンム+人が乱入!リングはレッドロボ対ガタンム+人のメーンバトルに突入、ガタンム+人のリーチの長いフックがレッドロボの胸部たらいに直撃!耐え切れないレッドロボが最後はひねり横転を決め手にデストロイドロボットトーナメントバトルは終焉を迎えた。前日に、少し考えて作ったデスロボトロフィーを勝者に渡すのを忘れるくらい白熱したバトルが繰り広げられた!


ものすごくコアな時間とはこういうものなのだろう。まあ、いろいろな反省点はイベントとしてはたくさんあったものの、私としては、途中のけだるい時間も白熱したバトルも見終わった後のふれあい時間も全てを受け止めてデストロイドロボットを感じていただけたと自負するものである。今後、しぶとくこのようなイベントは開催していく確信があるので、その時はあたたかく見守ってほしい、あの時間あの場所でのなんらかの感動は他では手に入らない唯一のものであることは事実なのだから。また、観客の皆様がいなければなりたたないのも私が確信したことでもあります。是非、今後このような機会があれば友達を誘ってでも一緒にデストロイドロボットを盛り上げていきたい所存であります。ご来場いただいた皆様、トーナメントバトルに関わった皆様、協力していただいた皆様、ありがとうございました。 
2005.4.25 レッドノイズこと野津 カナミ。